国枝史郎
本作品は、江戸時代は三代将軍家光公の時代を背景にした、冒険時代小説です。お話の展開は、山手樹一郎先生の時代小説がお好きな方には、相性が良いかと思いますが、司馬遼太郎先生、柴田錬三郎先生を嗜好されている方々には、少々物足りないかもしれません。個人的には、山手樹一郎先生の作品が、気に入っているので、面白く読み進められました。この先品が、東映や大映で作品化されていたら、配役は如何に?と考えると、楽しくなるのは、私だけかもしれません。