「旧師の家」の感想
旧師の家
きゅうしのいえ

若杉鳥子

分量:約5
書き出し:私が故郷の街から筑波山を見て過ごした月日は随分と永いことだった。その麓には筑波根詩人といわれている横瀬夜雨氏がいた。故長塚節氏がいた。そこから五六里の距離にある故郷|枕香《まくらが》の里(古名)の青年間にも文学熱が盛んだった。私もいつかそのお仲間に入って詩や歌を作るようになった。そしてその頃河井醉茗氏の主宰していた女子文壇に投書していた。それを機会に横瀬氏から幼稚な汚い原稿を添削して戴いたり、質疑...
更新日: 2024/04/21
19双之川喜41さんの感想

 筑波山の麓に 筑波根詩人と 呼ばれている 著者の師匠の 横瀬夜雨が 住んでいる。折り紙を 手土産に そこに 若杉は 訪れた。小さい子供達に 土産を 差し出すと「けっけっけ!」と 笑って 悦んで くれたという。同郷でも 会える機会は 少ないのである。