島木健作
タバコの葉の栽培や その等級の格付け検査の有様が 生き生きと 描写される。 どうしても赤字となってしまう 小作料に 不満を持つ農民が 耕作地を 放棄してしまうのを とりなしたりする。 大学を中退して故郷に 戻った男の 奮闘ぶりが 描かれており 最後は 村に 託児所のようなものを 作ったところで 話は終わる。 男の力強い 文章力が 目を引く と感じた。