「死の航海」の感想
死の航海
しのこうかい
初出:「秘密探偵雑誌」1923(大正12)年7月

国枝史郎

分量:約23
書き出し:一昨日のように今日も矢《や》っ張《ぱ》り太陽は西に沈んで行く。夕陽に照らされた地中海は猩々緋《しょうじょうひ》のように美しい。船々の甲板、船々の船檣《マスト》、そして船々の煙突は焔のように輝いている。阿弗利加《アフリカ》の南端。ポートサイド港。季節は夏の真中であった……。港には人々が出盛っていた。ニスのような皮膚をしたヌビヤ人、ターバンを巻いた亜剌比亜《アラビヤ》人。袍《ガウン》を纏った波斯《ペル...
更新日: 2020/08/10
19双之川喜41さんの感想

 ある港町で 文無しの老人が 窓から飛び降りて 死んだ。その老人の亡霊が どこに 現われたかという 筋立てである。描写が 薄いように 感じてしまった。