「半七捕物帳」の感想
半七捕物帳
はんしちとりものちょう

60 青山の仇討

60 あおやまのかたきうち

岡本綺堂

分量:約57
書き出し:一読者もすでに御承知の通り、半七老人の話はとかくに芝居がかりである。尤も昔の探索は、幾らか芝居気が無くては出来なかったのかも知れない。したがって、この老人が芝居好きであることもしばしば紹介した。日清戦争が突発するふた月ほど前、明治二十七年五月の二十日過ぎである。例のごとく日曜日の朝から赤坂の宅へ推参すると、老人はきのう新富座を見物したと云った。「新富は佐倉宗吾でしたね」「そうです、そうです。九蔵の...
更新日: 2024/08/16
8eb05d040692さんの感想

面白かった。仇討ちにも色々と裏がある

更新日: 2015/06/23
80a6b5c171cbさんの感想

江戸末期の風景、人情、風俗など、半七老人の江戸っ子風語り口をとおすと説得力がある。岡本綺堂って、とても良い人じゃないかなと、これは余分だが感じてしまった。