原民喜
主人公の心中に無限に広がる絶叫と葛藤が読み手にもダイレクトに伝わる作品。核兵器は世界をガラリと変えてしまう。 原氏の作品は今まで何作か読みましたが、特に比喩の使い方が巧みで悲惨だけじゃない言葉の使い方に引き込まれる様に読んでしまいました。 戦争体験の作品が殆どですが、原民喜氏の作品を読むならば是非とも薦めたい作品です。