岡本綺堂
どいつもこいつも身勝手な奴らと思うのだが、一方でかれらの心の変わりように、さもありなんと思わされてしまう。その淡々とした描写がよい。佳品。
とにかく面白い。 時代を超越した人間劇。人生の最後はどう選択すべきか…こういう最後もあり得ると思った。
馬鹿な男の行きつくところだね。 ❗
「吉原百人切り」を題材にした作品らしい。「籠釣瓶」の演題で歌舞伎にもなってるし落語では、度々、枕に使われている。また映画にもなっている。 岡本綺堂が書くと、妙にリアリティーがある。面白かった。