「ながうた勧進帳」の感想
ながうた勧進帳
ながうたかんじんちょう

(稽古屋殺人事件)

(けいこやさつじんじけん)初出:「月刊探偵」黒白書房、1936(昭和11)年5月号

酒井嘉七

分量:約32
書き出し:一師匠の名は杵屋花吉《きねやはなきち》と申されました。年は二十三、まだ独身でございました。何んでも、七つか、八つの時から、長唄のお稽古を始められたのだそうでございまして、十七の春には、もう、立派な名取さんであった、というのでございますから、聡明なお方には、違いなかったでございましょう。しかし、それにいたしましても、あの傍の見る目もいじらしい程な、お母さんのきついお仕付けがございませんでしたならああ...
更新日: 2021/01/01
19双之川喜41さんの感想

 ピアノ曲は 版により違いがあることは 承知していたけれど 勧進帳にも 同じように 微妙な違いがあるとは 知らなかった。 密室殺人事件の謎解きで 読み手の 度肝(どぎも)を抜く  独創性には驚かされた。