「罠に掛った人」の感想
罠に掛った人
わなにかかったひと
初出:「探偵」駿南社、1931(昭和6)年5月号

甲賀三郎

分量:約27
書き出し:一もう十時は疾《と》くに過ぎたのに、妻の伸子《のぶこ》は未《ま》だ帰って来なかった。友木《ともき》はいらいらして立上った。彼の痩《やせ》こけて骨張った顔は変に歪んで、苦痛の表情がアリアリと浮んでいた。どこをどう歩いたって、この年の暮に迫って、不義理の限りをしている彼に、一銭の金だって貸して呉《く》れる者があろう筈《はず》はないのだ。それを知らない彼ではなかった。だから、伸子が袷《あわせ》一枚の寒さ...
更新日: 2022/06/14
阿波のケンさんさんの感想

大金を拾えばどうするか。届けるか、自分の物にするか。う〜ん難しい!

更新日: 2022/06/12
ffe2f2c6d084さんの感想

読みやすくてよかった。