「撞球室の七人」の感想
撞球室の七人
どうきゅうしつのしちにん
初出:「探偵」駿南社、1931(昭和6)年6月号

橋本五郎

分量:約14
書き出し:……別の一台の方では、四人の人間が大声に笑いながら、賑かに三人上りの球を撞《つ》いていた。私の方は三人。前回に惜しい負をした私は休んで、もう五回から撞き続けている憎々しい眉間《みけん》に大きな黒子《ほくろ》のあるもじりの男と、それから新しい相手の、どこか南洋へでも行っていたらしい色のくろい男との勝負を見守っていた。そして、新しい相手がどうかしたはずみにチョークを取り落して、それを拾うために身を跼《...
更新日: 2017/07/15
b70667f4fb47さんの感想

「もじり」というのが分からなかった。南洋の男とゲーム取りの関係や、殺害の動機、凶器の隠し場所など、ちょっと突っ込みたいところもあるが、短いなかでまとまっていると思う。