「実悪役者を望む」の感想
実悪役者を望む
じつあくやくしゃをのぞむ
初出:「演芸画報 第二十六年第十二号」1932(昭和7)年12月

折口信夫

分量:約3
書き出し:大谷友右衛門は、松本幸四郎と共に、立役らしい本当の姿を持つた人だと思ひます。最大の欠点は、口元にあるらしく、そのために一寸しまらない感じを与へます。死んだ片市の敵役を見ましたが、この人は眼があまりに善良なため、その人らしくなりませんでした。友右衛門は、そんな風に、本然の姿から云へば立役・実悪と言つた風なものが向くと思ふのですが、口が邪魔をして、そこへ行けません。そこで、今日の彼には、はまり役を持つ...
更新日: 2019/02/25
d6e8a0e1351dさんの感想

ふぅ~ん…… 現実にその時代を生きていないので、これが的を得た評価なのかどうかはわからない。けど、 有名人の文章は伝承されていく。役者はつらいね。言われっぱなしだもの。

更新日: 2019/02/23
チェリスさんの感想

「昔から、どう言ふものか敵役の名人と云はれた人は善良な人物だつたやうです。」