「懐疑思潮に付て」の感想
懐疑思潮に付て
かいぎしちょうについて
初出:「教育學術界 第一七卷三號」1908(明治41)年6月

朝永三十郎

分量:約30
書き出し:「懷疑思潮に付て」といふ題で御話を致します。前の文學會の席上で厨川文學士の自然主義に付ての御講演がありました。私の講演も矢張り自然主義に關係して居るのである。併し私は文藝には言はゞ門外漢であります。我邦の自然主義の作物などをチヨイ/\見て、文藝の觀賞者として之に對する漠然たる感想とでも云ふべき者はありますけれども、之と密接の關係を有つて居ると稱せられて居る西洋の作物や又は西洋の文藝の歴史といふ樣な...
更新日: 2025/10/15
a8b7e979e144さんの感想

懐疑論の特徴を歴史また、その性質の受け取られ方などについて深く捉えている。一応、懐疑主義者である私にとってこの時代にこのような書物があって良かったと思った。