「牧歌」の感想
牧歌
ぼくか

恩地三保子嬢に

おんちみほこじょうに初出:「書窓 第五巻第一号」1937(昭和12)年10月号

堀辰雄

分量:約11
書き出し:あなたの、お父さんの雜誌に書けといはれた隨筆でも書けたら書かうと思つて、かうやつてけふも森の中へ、例の大きな drawing-book をかかへて、來てゐるのです。僕の住んでゐる屋根裏部屋なんぞにくすぶつてゐるより、森の中でもぶらぶらさ迷つてゐるときの方が、ずつといい考への浮ぶのは當然。しかし僕も頭が惡くなつたせゐか、せつかくいい考へが浮んでも、そばから物忘れをしてしまふので、(ひとつにはそんな ...
更新日: 2020/06/20
caf07d0c9e2dさんの感想

山懐に牛が放牧されているのどかな清々しい状況が、目に浮かんだ。心が洗われる様な美しい文章であった。