「曠野」の感想
曠野
あらの
初出:「改造」1941(昭和16)年12月号

堀辰雄

分量:約28
書き出し:忘れぬる君はなかなかつらからでいままで生ける身をぞ恨むる拾遺集一そのころ西の京の六条のほとりに中務大輔《なかつかさのたいふ》なにがしという人が住まっていた。昔気質《むかしかたぎ》の人で、世の中からは忘れられてしまったように、親譲りの、松の木のおおい、大きな屋形の、住み古した西《にし》の対《たい》に、老妻と一しょに、一人の娘を鍾愛《いつく》しみながら、もの静かな朝夕を過ごしていた。漸《ようや》くその...
更新日: 2022/03/31
4b0e03c3248fさんの感想

真実の愛とは人間には手の届かぬものなのです。

更新日: 2019/11/04
bf17a811cc5dさんの感想

王朝物である。 儚い女性を描くのが得意ですね、この作家は。