「晩夏」の感想
晩夏
ばんか
初出:「婦人公論」1940(昭和15)年9月号

堀辰雄

分量:約35
書き出し:けさ急に思い立って、軽井沢の山小屋を閉めて、野尻湖に来た。実は——きのうひさしぶりで町へ下りて菓子でも買って帰ろうとしたら、何処の店ももう大概引き上げたあとで、漸《や》っと町はずれのアメリカン・ベエカリイだけがまだ店を開いていたので、飛び込んだら、欲しいようなものは殆ど何も無かった、木目菓子《バウム・クウヘン》の根っこのところだけ、それも半欠けになって残っていたが、いくら好きでも、これにはちょっと...
更新日: 2022/04/05
19双之川喜41さんの感想

 野尻湖の辺りには 土地勘が働くのだけど  湖の引き潮というのはいったい何のことだろう。 読書の感想文のようなものが  結構 な割合を占めているのは  天気も曇り勝ちで  書くことが なかったからだろうと思ってしまった。

更新日: 2021/11/16
阿波のケンさん36さんの感想

作者は胸を患っての静養を兼ねているのだろうが、もう軽井沢は飽きたから新しい避暑地を探しに妻と野尻湖に行く外国人の娘、別荘地の散歩や読書三昧。ウ~ン羨ましい限りだ。