とても好きな作品です。 千枝太郎の揺れ動く心。そして最期は玉藻(藻)への愛を貫き通すところは何度読んでも感動します。
ビーストオブイースト続編もでないので元ネタ読んじゃったよ 元ネタどころか… 漫画だとまた違った結末になるのか
哀しい。恋しいものへの愛しさ、憎さ、疑い、許し、離れがたさを追体験する。藻の内面を描かないことで、玉藻と化した後も千枝への愛があったのではないかと、都合良い方を信じたくなる。揺さぶられる。千枝があくまで正しい人として生ききるのが良い。その正しさを全て捨てて、滅びる最期がいとおしい。
何度読んでも読み返したくなる作品です。これほどの、得体の知れない魔物の美しさの魅力、そのためにすべてを投げ出してしまう人の心を描ききる力量、すばらしいの一言に尽きる。 ひとつひとつの風景の描写も美しく、それが作品の舞台として迫力と説得力を与えてます。匂いたつような、幻想的な臨場感。今昔物語にも通じるような、平安時代の空気を、確かに感じることができるのが、すごいです。 この作品と、続編ともいえる「小坂部姫(小説版)」をセットで、ぜひどうぞ!!
最高です。 物語も素晴らしいけど、文章が凄く美しい。 大正文学の最高傑作と思ってます。