「山椒魚」の感想
山椒魚
さんしょううお
初出:「綺堂読物集第五卷 今古探偵十話」春陽堂、1928(昭和3)年8月

岡本綺堂

分量:約22
書き出し:K君は語る。早いもので、あの時からもう二十年になる。僕がまだ学生時代で、夏休みの時に木曾の方へ旅行したことがある。八月の初めで、第一日は諏訪に泊まって、あくる日は塩尻から歩き出した。中央線は無論に開通していない時分だから、つめ襟の夏服に脚絆、草鞋、鍔《つば》の広い麦藁帽をかぶって、肩に雑嚢をかけて、木の枝を折ったステッキを持って、むかしの木曾街道をぶらぶらとたどって行くと、暑さにあたったのかどうも...
更新日: 2024/10/18
83435e415c4fさんの感想

タイトルの山椒魚は話の主題とは特に関係無かった。意味ありげに登場するが殺人事件には関わりません。 結びの文章から察するに醜怪な山椒魚の姿と女の嫉妬心を重ね合わせた表現なのでしょうか。なんだか釈然としませんね。

更新日: 2021/02/03
19双之川喜41さんの感想

 井伏の作と思い込んで 読んだわけではない。 徒歩旅行から始まると言うこともあり 叙情味に溢れる展開となる。 今や記念物に出世したこの魚は 目眩ましとなると感じた。

更新日: 2019/12/10
6112831d4f5cさんの感想

井伏鱒二の方と間違えて読みました^_^; 内容は普通ですね。