「人工心臓」の感想
人工心臓
じんこうしんぞう
初出:「大衆文芸」1926(大正15)年1月号

小酒井不木

分量:約56
書き出し:一私が人工心臓の発明を思い立った抑《そもそ》ものはじまりは、医科大学一年級のとき、生理学総論の講義で、「人工アメーバ」、「人工心臓」の名を聞いた時でした。……と、生理学者のA博士は私に向って語った。A博士は曾《かつ》て、人工心臓即ち人工的に心臓を作って、本来の心臓に代《かわ》らしめ、以《もっ》て、人類を各種の疾病《しっぺい》から救い、長生《ちょうせい》延命をはかり、更に進んでは起死回生の実を挙げよ...
更新日: 2021/11/28
虫メガネさんの感想

某FMにて、この人工心臓が原作の ラジオドラマが放送されたので原作が気になり読みました。 最後の博士のから笑いが何とも不気味で、その不気味さがまたSF小説として良い味になっていて面白いです。