堀辰雄
彼の作品は殆ど全てが清涼感が溢れていますね。この作品もそうですねー。高原、湖、落葉松、それから木洩れ日等の言葉がgood。外国語が作品をセンスアップしてますね。
著者の分身と思われる 主人公は 長野県の諏訪湖の 南の 富士見高原療養所で 病と闘うけど 医師の許可を得て 叔母の別荘のある軽井沢に 転地する。 冒頭の文章を 一読してもわかるように 研ぎ澄まされた感性と 筆力によって 詩味豊かな世界を示すと感じた。