「買ひものをする女」の感想
買ひものをする女
かいものをするおんな

三宅やす子

分量:約5
書き出し:買ひものといふ事は、女性とは大変に密接な関係があるやうである。買ひものをする女の心持や態度は、千種万様である。娘の頃は学用品や身の廻りの一寸《ちよつと》した買物、女学校でも卒業すると、反物の選び方に腐心するやうになるが、家庭にはいつて、買物の範囲はグツとひろめられて来る。新家庭時代、少くともそれから暫《しばら》くの間は八百屋、魚屋、それから醤油はどれがよいとか、紙は何が徳用だとか云ふやうなこま/″...
更新日: 2019/10/03
19双之川喜41さんの感想

 三越▫三井呉服店の前身の 越後屋時代には 十円以上の買い物客には 別室で 膳部が出たという。 著者は かすかに 塗り膳の上の煮魚に箸をつけた記憶があるという。 どこかの国では 献血をすると 食事サービスがあるというのは 聞いたことがある。

更新日: 2015/08/31
919ce499875eさんの感想

明治、大正にかけての 買い物という行動についての考察(?) 作者は経済的に恵まれた家庭に育ったのだろう。その時代の 店舗の応対ぶりが 少し解って 興味深い。 短い文章でしようがないのだけど もっと掘り下げて教えてほしい。物足りない感じが残る。

更新日: 2015/08/30
4431d78e4085さんの感想

面白い。昔の少しリッチな家庭育ちの筆者。買い物って女性にとって今も昔も変わらないんですね。