以前から作品の名前だけ知っており、いつかは読みたいと思っていた作品の一つ。汽車に乗り、お互い様々な見聞を得て心を通わせ合う姿は繊細で美しかった。銀河の不思議だけど鮮明に思い浮かべることのできる情景は読んでいて楽しかった。
何度読んでも美しくて切ない
世界観が不思議で、面白かった。 柔らかい文章。
昔の本なので今は使わないような言葉がでてきて少しだけ難しい気もします。
描写が丁寧で、景色が目に浮かぶよう。 言葉がキレイ。 ⭐️を1つ減らしたのは、エンディングが微妙だと思っているからです。
いつかジョバンニは、カムパネルラのお父さんに自分の見た夢のことを言える日がくるのかな。 カムパネルラが南十字星のところで降りられなかったのはなぜなのかな。人を助けたけど親より先に死んだから?単にキリスト教的な救われ方をしなかったから? 死んでしまったカムパネルラと、親の帰って来ることが暗示されるジョバンニの対比が辛い。
松本零士さんの漫画に確か銀河鉄道の夜というのがあって、メーテルという美人が出てくる話があったと思う。宮沢賢治のこのはなしがもとになっていたのかなと考えてしまう。天の川を中心とした星の世界をとても空想逞しく描いていて素晴らしい。
賢治のお話が色々ある中で、正直かなり読みにくく、意味がわかりにくい作品の部類だと思うのです。幻想的で物悲しく、絵や何かになりやすいイメージですが、なぜこんなに有名なんだろうう。
鉄道写真を 撮るのが 趣味の人は 地図で 調べても 銀河鉄道は 地上には ありません。モデルとなった 軽便鉄道は これだと 言い張る 人が 少しだけ 居ることは いるらしいです。さて 牛乳が 配達されなかったので 母のために 牛乳屋に 受取りに 出かけた カンパネルラの 虚実 取り混ぜた 空想科学小説とも いえるかも しれません。ジョバンニは いじめられっ子でしたけど 張本人である いじめっ子が 溺れると 誰も 救けようと しないこともあり 救けるために 自分だけが 川に 飛び込み 45分以上 浮いてきませんでしたから なくなっだと 思われます。汝の 敵を 愛せよ との 言葉を 生命を かけて 実践したのは 誰にも 真似の できる ことではないと 想いました。この 心意気を 自分の 魂に しっかりと 焼き付けて 事あるごとに 思い出すと 崇高な ジョバンニの 供養に なるかも しれません。
ジョバンニが森の中に入っていくシーンと、銀河鉄道の旅の終盤で別れる女の子の表情に胸を打たれた。こんなにも情景が浮かぶ文章は凄い。
青年のとき読んで、大好きな物語でした。今回、分からない言葉をスマホで調べながら、じっくり読むことが出来ました。 青年のときは信仰を持っておらず、ただ賢治の作品と生き方に強く惹かれていました。年を経て、「ほんとうのしあわせ」は神さまが共にいてくださること、「ほんとうの神さま」はイエスさま(父なる神、聖霊なる神と三位一体の御子なる神)、となった私には、南十字ステーションの十字架は、まさに感動的で、この作品が私にとって一層大切な作品となりました。賢治の分身であるジョバンニやカムパネルラのために祈った青年のように、私も祈りました。 感想を書き加えます。 南十字ステーションでイエスさまと思われる方が、銀河鉄道を下車した人々を迎える場面に感動したと書きましたが、N.T.ライトさんの「クリスチャンであるとは」を読み進めるうちに、感想が変わりました。クリスチャンの目的地はいわゆる天国ではなく、新天新地(ヨハネの黙示録21:1)です。いわゆる天国であるなら、ジョバンニたちが通り過ぎてもしかたがありません。もし賢治さんがライトさんが語る神の物語を読んでいたなら、ジョバンニに「ほんとうの神さま」がイエスさま以外に別にいるような発言をさせなかったかも知れません。 ( ライトによると、「死後天国に行く」ということは、聖書の物語の結末ではありません。聖書の物語の結末は、私たちが肉体を脱ぎ捨てて天にある霊的楽園に昇っていくことではなく、新しいエルサレムが地上に降りてきて、神が、肉体をもって復活した人々と共に住まわれることです(黙示録21章1節以下)。「復活」とは、人が死んでキリストともに過ごした後(いわゆる「死後のいのち」)、新しい肉体をもってよみがえることであり、ライトはそれを「死後のいのちの後のいのち」と呼んでいます(306ページ)。そしてこの復活への信仰こそがキリスト教の終末的希望の中心であるといいます。聖書の物語の結末では、この物質的世界は見捨てられるのではなく造り直され、復活した人々は新しい被造物世界に住んで神と共にそこを治めることになります。これこそ、聖書の物語が指し示すクリスチャンの救いのビジョンなのです。 神学校校長さんだった方のブログ「鏡を通して―Through a Glass―」N.T.ライトの「クリスチャンであるとは」を読んで(6)より )
不思議な世界観で、自分も死後にこの列車に乗れたら良いな!と思った。 最後の結末はとても意外で、終わり方が割とあっさりしてて好き
ストーリーがあまりにも有名なので、実際には本を読んでないのに、いつの間にかすっかり読んだ気になってしまっている物語の最たるものが、自分的には「銀河鉄道の夜」だった。 杉井ギサブローの同名の映画を見て、この物語が、ただのファンタジーではなく、親しい友だちが死んでいく物語だと初めて知らされて衝撃を受けたし、さらに、この世にひとり取り残される絶望の物語に、深い孤独の意味も考えさせられた。 親しく身近にいた人の不意の死と、それでも生き残り、継続する自分の人生を生きねばならない気の遠くなるような理不尽さ、だが結局は、すべて丸ごと受け入れなければならないと思ったとき、もっと自分は強くならなければいけないと思った。 同じクラスの友だちの欠席が続いたあと、ある日、不意に担任の教師から彼の死を知らされた経験がある。 このまま、いつまでも君と一緒に旅を続けていたいと願いながら、振り向くと、もう彼はいない。 宮沢賢治は、この物語で、親友を失って、この世にひとり取り残された者の寂しさとか孤独と喪失感を描いているのだろうか。 120万円あれば、宇宙葬をおこなって星になり、宮沢賢治が描いたファンタジーに近づけるかもしれない。
傲慢に生きて虚しくなるくらいなら、誰かのために命を燃やしたいと思った。
鉄道関係ない笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑
何度読んでも、この賢治独特の語り口の銀河の不思議な物語に、心打たれる。 本当のサヒワイとは。自己犠牲の美しくも悲しい魂の物語。
なんか不思議な感じで面白かった。
宮沢賢治の作品を初めて読みました。 メルヘンな作品です。天の川のお話は星座と関係あるのかなぁ⁉️って思いながら読みました。