「赤い壺」の感想
赤い壺
あかいつぼ
初出:「層雲 大正五年一月号」1916(大正5)年1月

種田山頭火

分量:約3
書き出し:『あきらめ』ということほど言い易くして行い難いことはない。それは自棄ではない、盲従ではない、事物の情理を尽して後に初めて許される『魂のおちつき』である。私は酒席に於て最も強く自己の矛盾を意識する、自我の分裂、内部の破綻をまざまざと見せつけられる。酔いたいと思う私と酔うまいとする私とが、火と水とが叫ぶように、また神と悪魔とが戦うように、私の腹のどん底で噛み合い押し合い啀《いが》み合うている。そして最...
更新日: 2020/02/06
青葉ずくさんの感想

彼なりの人生哲学? 自分の手記的て、他人が読んでも理解しにくいです。

更新日: 2018/04/05
ec538f32331eさんの感想

解ったような解らなかったような。でも、彼の波瀾万丈な生涯を調べてから再読してみると、もう少し理解出来たような気になった。

更新日: 2018/03/24
れおなさんの感想

許しとは諦めである。 諦めはただの空しさではない。その考察に心から共感する。

更新日: 2018/02/11
gnosaさんの感想

死をテーマにした哲学的エッセイ。詩人は詩で思想を語る。