「片隅の幸福」の感想
片隅の幸福
かたすみのこうふく
初出:「愚を守る 初版本」1941(昭和16)年8月

種田山頭火

分量:約2
書き出し:大の字に寝て涼しさよ淋しさよ一茶の句である。いつごろの作であるかは、手もとに参考書が一冊もないから解らないけれど、多分放浪時代の句であろうと思う。とにかくそのつもりで筆をすすめてゆく。——一茶は不幸な人間であった。幼にして慈母を失い、継母に虐められ、東漂西泊するより外はなかった。彼は幸か不幸か俳人であった。恐らくは俳句を作るより外には能力のない彼であったろう。彼は句を作った。悲しみも歓びも憤りも、...
更新日: 2016/09/25
YELLOWテントマンさんの感想

一茶の作品の評論である。鋭さが有るという。