種田山頭火
良かった。しみじみとした。
放哉坊と芭蕉翁。 最初の句がけっこうすき。
蟇(ひきがえる)は群れをなす。それにひきかえ赤蛙はあくまで孤独だ。山頭火もまた孤独だったのだろう。しかし山頭火の孤独にはほのぼのとしたあたたかみがある。
季節のうつりかわりに敏感な人間は、独り者、旅人、貧乏人。私も敏感な方である。