「白い路」の感想
白い路
しろいみち
初出:「層雲 大正六年一月号」1917(大正6)年1月

種田山頭火

分量:約4
書き出し:熟した果実がおのずから落ちるように、ほっかりと眼が覚めた。働けるだけ働いて、寝たいだけ寝た後の気分は、安らかさのうちに一味の空しさを含んでいる。……妻はもう起きて台所をカタコト響かせている。その響が何となく寂しい。……寂しさを感じるようではいけないと思って、ガバと起きあがる。どんより曇って今にも降り出しそうだ。何だか嫌な、陰鬱な日である。凶事が落ちかかって来そうな気がして仕方がない。急いで店の掃除...
更新日: 2016/06/15
YELLOWテントマンさんの感想

作者は貧乏は不幸ではなくむしろ幸福で有ると言う。ほどほどが一番かと思う。豪華な食事でなくて質素な食事で十分。食べていければ良い。ましてや高価な絵画など必要ない!!