「漬物の味〔扉の言葉〕」の感想
漬物の味〔扉の言葉〕
つけもののあじ〔とびらのことば〕
初出:「「三八九」第弐集」1931(昭和6)年3月5日

種田山頭火

分量:約1
書き出し:私は長いあいだ漬物の味を知らなかった。ようやく近頃になって漬物はうまいなあとしみじみ味うている。清新そのものともいいたい白菜の塩漬もうれしいが、鼈甲のような大根の味噌漬もわるくない。辛子菜の香味、茄子の色彩、胡瓜の快活、糸菜の優美、——しかし私はどちらかといえば、粕漬の濃厚よりも浅漬の淡白を好いている。よい女房は亭主の膳にうまい漬物を絶やさない。私は断言しよう、まずい漬物を食べさせる彼女は必らずよ...
更新日: 2025/03/12
65c8aadc88adさんの感想

雙之川喜1941  胡瓜の 快活 あの 食感を 言い得て 妙と 感じ 入った。漬け物と 俳句の 間には 一脈 合通じる ものが あるようだ。このことにつき 解題 されて いないので 読み きれない けど 邦人で あれば 語感と 食感は 友だち だと 思うかもしれない ような 気がした。

更新日: 2016/06/06
YELLOWテントマンさんの感想

なかなか美味しい漬け物には出会わない。外食や弁当やスーパーの総菜売場には、化学調味料で味付けされた、偽物が多い。専門店に行くか自分で作るしかないかな。