「行乞記」の感想
行乞記
ぎょうこつき

08 大田

08 おおた

種田山頭火

分量:約23
書き出し:七月十四日ずゐぶん早く起きて仕度をしたけれど、あれこれと手間取つて七時出立、小郡の街はづれから行乞しはじめる。大田への道は山にそうてまがり水にそうてまがる、分け入る気分があつてよい、心もかろく身もかろく歩いた。行乞はまことにむつかしい、自から省みて疚しくない境地へはなか/\達せない、三輪空寂はその理想だけれど、せめて乞食根性を脱したい、今日の行乞相は悪くなかつたけれど、第六感が無意識にはたらくので...
更新日: 2024/05/09
8a742b1ad5bbさんの感想

山頭火は高等遊民である。読者はそんな生き方に憧れを抱くのであろう。私は人間として努力して人生を 終えたいと思う。彼の小言は癪である。