大町桂月
本作品は、明治期の東京近郊ガイド本、っと言った処であろうか。現代のコンクリート・ジャングルと化した東京から見ると、羨ましいまでの自然美を、本作品は紹介している。本作品による「東京近郊」の位置付けは、日本橋を中心に20~30km圏内としているが、大宮の氷川神社や府中の大国魂神社の記述等も見られ、かなりの広範囲に、東京近郊の見処を紹介されている。本作品を参考に散策してみたくなる。