マーサを 魔女と 呼ぶのは 度がすぎているようにも 思える。彼女が 胸をときめかせて よかれと 思ってしたことを 断罪してしまうのには 少々 酷いように 感じた。
なんでも妄想して行動すると独り善がりの迷惑行為に繋がる、ということがよくわかる小説でした。
なぜ魔女のパンなのだろう? 意図もなくつけたなら、いいのだが。 恋愛と言うのは自分だけでするものではないから、勝手な妄想で相手を決めつけたらとんでもないことになるなぁと思った。 若かりし頃の私にも、多々あったことであり、勝手に相手をすきになり、相手が女性と歩いていたのを見かけて、勝手にふられたように思う経験など 過去に何回あったか?! 恋愛は実は相手のことを想像したりして楽しんで恋人になるまでのその経過がいちばんワクワクするものなのかもしれない。 そのうちドキドキ感は付き合ったり結婚したりする上で薄れていくのだろうし。 男女間の恋愛と言うより私は今この中年になってからは、人と人との付き合いから始まり生涯を終えるものだと思う。つまり性交渉をして子孫を残す以外は、世に言う恋愛は人間関係が重要であると言うことに今気づく。
恋は人を盲目にするといいますが、ミス・マーサの場合はどうなのでしょうね。 何故彼女はバターを挟んでしまったのでしょう。どうせだったらいつも来てくれるからと新しいパンを一つおまけしてあげるくらいの方が良いような気がしますが。(勘違いもそこで正されただろうし、善意ももしかしたら受け取ってもらえたかもしれない) たられば言っても仕方のない話ですが、つい、たられば言いたくなってしまうようなお話です。
一言で要約するなら 「小さな親切、大きなお世話」 ということですね、この名作は…。
あんまり妄想しちゃいかんということよ。
とても短いお話なので、あっという間に読めましたし、皮肉も効いていて、思わずくすりと笑ってしまいましました。 淡い恋心から始まったミス・マーサの行動が、まさか相手の男性の腸を煮えくり返らせる結果になるなんて! ミス・マーサは、勝手にその男性の生活を想像して、その想像に沿って行動したまでなのですが、恋の行く末のほろ苦さには胸がきゅうっとなって、なんだか切なくなってしまいました(笑)
短編ですけれど本の中に面白く引き込まれ、 ミス. マーサのやりすぎな親切、 思わず苦笑してしまいました。 只彼女自身、自分で自分にはらお、たてたと思います。
おもしろかった!読みやすかった。 まだ何も始まっていないのにわくわくして、あれこれ妄想してしまう感じ…正直に言うと「わかる」。 最後にオシャレをやめて化粧品を棄てるくだり、思い出すと笑ってしまう。 かわいそうに…!
本当に皮肉の効いた短編 四十の女の妄想を木っ端微塵に吹き飛ばすところなどは、人はこじらせすぎると自分も人も、えらい目を見るという現代にもつながる教訓めいたものを感じました しかしヒロイン気の毒に 私も彼女と似たような境遇なんで、読み終えた後、ため息出ました
親切のつもりが仇に…ステキな男性と知り合ってウキウキのマダムと、夢破れた後のマダムの描写がいいです
アバタもエクボ 思い過ごしも恋のうち と、彼女は思っていたいと考えつつ、おいぽれ猫と言われた瞬間の落胆を考えると気の毒としか言いようが無い。
認めたくないな
おばはんの恋は残酷
小学校の給食の時間に放送でこの話の朗読を流していたのを思い出します。 皮肉の効いた、子供には後味の悪いストーリーで、給食の味が失せた気がしたものでした。
乙女なミス・マーサが可愛いいです。サクサク読めます。
面白かった。 パンの使い方は 予想がついていたが、職業は 予想外だったので 成る程と 納得!
世の中そう上手くはいかないなと。 あと、濁点が気になったという方がいますが、作中で言及されている「強いドイツ語訛り」の表現だと思いますよ。
単純な構成で、どんな読者も惹き付ける。 終わりかたも素晴らしい。 オーヘンリーの世界が味わえた。 ただ、何故か変な濁音が所々入っていて気になった。
すこしビターな結末。でも、やはり上手い。