「中宮寺の春」の感想
中宮寺の春
ちゅうぐうじのはる

薄田泣菫

分量:約7
書き出し:ある歳の一月五日午後二時過ぎのことでした。私は、その頃まだ達者でゐた法隆寺の老男爵|北畠治房《きたばたけはるふさ》氏と一緒に連れ立つて、名高い法隆寺の夢殿のなかから外へ出てきました。山国の一月には珍しいほどあたたかい日で、薄暗い堂のなかから出てきた眼には、眩《まぶ》し過ぎるほど太陽は明るく照つてゐました。石段の下には見物客らしい、立派な外套を被《はお》つた四十がらみの紳士がたつた一人立つてゐて、八...
更新日: 2019/10/29
19双之川喜41さんの感想

 何故 この爺さんは  高飛車で偉そうに しているのかは  最後まで読んでも  誰もわからないと思う。 親指を 中に折り込んで  手が汚れないようにするのが  作法であると 声高に  説いたり するのである。