「おばけずきのいわれ少々と処女作」の感想
おばけずきのいわれ少々と処女作
おばけずきのいわれしょうしょうとしょじょさく

泉鏡花

分量:約13
書き出し:僕は随分な迷信家だ。いずれそれには親ゆずりといったようなことがあるのは云う迄もない。父が熱心な信心家であったこともその一つの原因であろう。僕の幼時には物見遊山に行くということよりも、お寺|詣《まい》りに連れられる方が多かった。僕は明《あきら》かに世に二つの大《おおい》なる超自然力のあることを信ずる。これを強いて一|纏《まと》めに命名すると、一を観音力《かんのんりき》、他を鬼神力とでも呼ぼうか、共に...
更新日: 2017/08/26
5ed8652b2492さんの感想

京極夏彦『書楼弔堂 破暁』収録「発心」元ネタ 面白かったです。こういう廻り合いかたでも読めてよかった。