「中野あるき」の感想
中野あるき
なかのあるき

大町桂月

分量:約2
書き出し:ことしは、雨の多き年なる哉。春多くふりたり。更に四月の始めに大雪ふりたり。六月に入りて、雹さへ降りたり。この具合にては、梅雨の候は、所謂|虚梅雨《からつゆ》なるべしと思ひしあても、外づれて、大いに降る。降らぬ日とても、陰にくもりて、いつ降り出すかもわからず、思ひ切つて散歩も出來ざりしが、一日、うけあひの天氣となりぬ。鬼の來ぬ間の洗濯、この雨あがりにとて、中野あたりさして、ぶら/\歩く。中野に三重の...
更新日: 2025/03/13
65c8aadc88adさんの感想

雙之川喜1941  東京の 中野の 国鉄の 線路の 北側のことは よく知らないけど 中野に 三重の 搭あり。西郊の 名物なり。とあるのは 哲学堂のことか。弁天飴の 宣伝が 過ぎるような 気がした。神田川の 支流たる 小川 さらさらと ながる。とある。神田川に 支流が あるとは きいたことがない。今となっては 当時と 余程 移り変わりが 激しいと いうこと かもしれないと 感じた。