「忘れもの」の感想
忘れもの
わすれもの
原民喜
分量:約1分
書き出し:
忘れもの原民喜ポストのところまで歩いて行くと、彼はポケットから手紙を取出した。そして何だか変だとは思ひながら、ポストの口へ入れて行ったが、指を離した瞬間、はっと気がついて顔を歪めた。切手がまだ貼ってなかったのだ。馬鹿。あの手紙を受取る里の親達は嘸、馬鹿と彼のことを云ふだらう。結婚して半年、まだ職に就けない彼なのだ。そして今日も職のことで先輩を訪はねばならない日だった。焦々しながら、ぼんやりしてゐた...
作品詳細
作品を読む
更新日: 2016/02/04
fd0a67e51420さんの感想
よくわからない
青空文庫ビューア Ad
Icons made by
Freepik
from
www.flaticon.com