ありますよねぇ、こういう心理状態って。 人は誰でも人生において思いがけない苦しみを味わったりしたり、思った様な人生を送れなかったりしてリタイアした心境で生きる時期ってあると思います。 蜘蛛の巣に掛かったコオロギが目に留まったり、空の青さにハッとしたり、身近な伴侶の尊敬すべき所に今更ながらに気付いたりね。 色んな事諦めて生きてる筈なのに、蠅とか蚊とかにムキになってしまったりね。 だから人はいつか前を向いて歩けるようになるのかも。 このご夫婦に幸あれ!
クモのえじきになりしコオロギ。 どっちが悪いか判断できぬ。 コオロギの運命は今の自分。 汚職の疑いで辞職し、妻という存在に気づいたサラリーマン。 全ての重圧から解放され、手元足元の視野が広がった。灯台もと暗し! 部屋で本を読んでいると、一匹のハエが気になり、ついに殺してしまう。クモに殺されるコオロギのように。自分はクモの役を演じているのか?コオロギが自分ならハエも自分ではなかったのか! クモ>コオロギ>自分>ハエ こんな食物連鎖はないだろう。