文章で飯を食っていこうとする人は 目を通して置いた方が 何かと為になるかもしれない。 芥川と直木の比較は的確であり 露文学の鳥瞰も 役に立つ。 素人としては 読み返し 一夜置き 自己修正する位であろうと感じた。
菊地、佐藤春雄、芥川等の当時の日本の著名な作家の気質、作風の簡潔な説明が興味深かった。後半の、ドフトエフスキーとチェーホフの気質、作風の比較はかなり深く掘り下げてられていて、ロシア文学には無縁だった私でも、チェーホフを読んでみたいと思うようになった。ドフトエフスキーの作風と私は相性が悪そうだ。