「充実した文章」の感想
充実した文章
じゅうじつしたぶんしょう

田山花袋

分量:約1
書き出し:充實した文章田山録弥私は思ふ、調子の惡い文章は書いても、無駄の多い文章は書き度くない、と。調子といふものを庇ふと、兎角無意味な文字を使ひたくなる。無意味の文字を使ふと、何うも感じが空疎になつて困る。ゴンクールは勉めて文法を排し、アカデミイ派の文章の整一を蛇蝎のごとく憎んださうだが、私も何うか名文は書きたくない、充實した文章を書きたいと心懸けて居る。それと言ふのも、自分の文章がよく調子に捉へられたり...
更新日: 2025/11/30
艚埜臚羇1941さんの感想

  小学生 程度の 無意味な 感想を 執拗に 記し とかく 無意味なる 文章を つかうと どうも 感じが 空疎に なって 困る。名文は 書きたくない。充実した 文章を 書きたいと こころがけている。なかなか 想うようには いかないものである。気をつけていても 認知症の おうむのように なりがちで ある。自ら そのことに 気がつく だけでも ましで ほとんどの 人は おなじような 愚にもつかない 文を かきなぐって けっして 反省など しない ものである。