「充実した文章」の感想
充実した文章
じゅうじつしたぶんしょう

田山花袋

分量:約1
書き出し:充實した文章田山録弥私は思ふ、調子の惡い文章は書いても、無駄の多い文章は書き度くない、と。調子といふものを庇ふと、兎角無意味な文字を使ひたくなる。無意味の文字を使ふと、何うも感じが空疎になつて困る。ゴンクールは勉めて文法を排し、アカデミイ派の文章の整一を蛇蝎のごとく憎んださうだが、私も何うか名文は書きたくない、充實した文章を書きたいと心懸けて居る。それと言ふのも、自分の文章がよく調子に捉へられたり...
更新日: 2025/09/03
艚埜臚羇1941さんの感想

  とかく 無意味なる 文章を つかうと どうも 感じが 空疎に なって 困る。名文は 書きたくない。充実した 文章を 書きたいと こころがけている。なかなか 想うようには いかないものである。気をつけていても 認知症の おうむのように なりがちで ある。