「欲望と理想」の感想
欲望と理想
よくぼうとりそう

田山花袋

分量:約0
書き出し:欲望と理想田山録弥深い心理に入つて見ることが第一だ。欲望と理想——これは生存には無論必要であるが、それが實際に當つて、如何に破壞されて行くかを細心に研究して見るが好い。欲望は即ち破壞ではないか。底本:「定本花袋全集第十五巻」臨川書店1994(平成6)年6月10日復刻版発行底本の親本:「定本花袋全集第十五巻」内外書籍1937(昭和12)年1月18日初版発行入力:特定非営利活動法人はるかぜ校正:きゅう...
更新日: 2020/06/23
e6a17334f0f9さんの感想

それは逆だと思います、欲が人を動かすための唯一の力だと思います。破壊はあくまでも理想と同じく、欲望のひとつの表現でしかないと思います。 でも欲望の定義は先生のと違う点があるかもしれません。欲望はすなわち何かをやりたい、何かを手に入れたい、何かの状況になってもらいたいという気持ちだと思います。 人間の社会は欲望を基礎で作り上げられたものなんですから、欲のないや少ないや薄い人には、人間関係や社会の競り合いで負けるだけが行きすえなんです。 時に周りの人に傷つけることさえあるなんです。 欲が決して消滅すべきものではありません、制御すべきものなんです

更新日: 2020/06/07
いちにいさんの感想

欲望が破壊なのはわかった。それでは、理想は何だ?片手落ちの思想だ。 「欲望と理想」と題して、自らそれを否定する。「破壊と●●」●●は一体何だ?堕落くらいが丁度良いのか? 「破壊と堕落」どうだ? デカダンだろ?