上官と 女を 争った あげく 殺してしまう。 自責の念に かられ 捨て身で 戦闘に 参加し 数々の 論功をあげる。 戦時の 市街地の描写が 詩情溢れると感じた。
殺人犯の改心の結果が戦争での殺人とは何とも不条理ではないか! 不当な殺人と正当な殺人?
素晴らしい‼ この先、人生がどう転んで行くか分からない、若い健康な命を、自ら無くしてしまおうとする自殺希望者にこれを読んで考えてもらいたい。 せめて、その健康な臓器を、何年も治療と戦っている 患者にあげなさい。
菊池の小説のテーマは 「懺悔」 である 殺人を犯した者がその罪滅ぼしのために戦場に命をかえりみずに行く 自殺行為ではあるが、自己を正当化したいのだ 悪行に対し、善行をすれば仏教であれば極楽浄土へ行ける、キリスト教であれば天国へ行ける 戦争という大義のもとで敵兵を殺すことは善行なのだ それが、更なるテーマでもある
菊池寛の勲章を貰う話は、ポーランドのイワノウィッチという軍人がロシア軍と戦う話。菊池寛の短編小説は面白くない。
菊池寛の人間心理の描写がほんとすき。
上手い短編