田山花袋
ずいぶん ひさしぶりに にくからず 想っていた 姪に まみえた。焼け ぼっくいに 火が付いた わけでもなく 姪は 子を 連れて辞して 行った。もうすこし 描き ようが あったかも しれないと 感じた。
10年ぶりに近くに引っ越してきたからと訪ねてきた姪、世帯ヤツレしていたが若い頃は恋の相手として考えていたその思いが迫ってくる。しかしおじと姪との世間体を気にした挨拶で終わってしまう。姪の方はどう思っていたのか、心理描写の物語だが紋切り型だな。