田山花袋
芸術の黒猫は気紛れで自由。伴侶になっても、喜べないものの中に入ることはないし、泥の中で喚いても平気で他所に行ってしまうことに悲哀を感じるが、黒猫は一切気にしないのだろう……その自由さは、流石猫様!と思える。芸術と黒猫は不思議な存在だ……。
黒猫の話では無かった、芸実論だった。