「母への追慕」の感想
母への追慕
ははへのついぼ
上村松園
分量:約5分
書き出し:
父の顔を知らない私には、母は「母と父をかねた両親」であった。私の母は二十六の若さで寡婦となった。人一倍気性が強かった。強くなければ、私と私の姉の二児を抱いて独立してゆけなかったからである。母の男勝りの気性は、多分に私のうちにも移っていた。私もまた、世の荒浪と闘って独立してゆけたのは、母の男勝りの気性を身内に流れこましていたからなのであろう。母が若後家になった当時、親戚の者が母や私達姉妹の行末を案じ...
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更新日: 2023/07/10
ba5194e78df6さんの感想
母 の偉大さを感じる。
更新日: 2023/01/28
f2f35fc90432さんの感想
母の強さ。優しさ。心温まる情景が目に浮かびます。
更新日: 2016/02/21
73101b0bed2aさんの感想
上村さんの作品の温かさや優しさは、お母さんだったのですね。
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