「心理の縦断」の感想
心理の縦断
しんりのじゅうだん
初出:「文章世界 第十四巻第一号」博文館、1919(大正8)年1月1日

田山花袋

分量:約8
書き出し:戻つて来た矢張心理の縦断が行はれてゐるのだから面白い。ロシアの革命思想は元はドイツが本家であつて、それをレニンやトロツキイが持つて行つてやつたのであつたが、それが的確にドイツに戻つて来たのである。理解民本主義は各自の覚醒から来たものでなければ本当ではない。現今の世界の傾向は面白いけれど、その覚醒が果して何の位まで本当であるかゞちよつと解らない。思想の傾向だけにつれて単に狂奔してゐるやうな処が大分見...
更新日: 2021/10/21
阿波のケンさん36さんの感想

人生の珠玉の言葉が散りばめられている。「疲れた時は休むに限る。その休むのも寝るに限る」「死ぬ時だけは苦痛無しに死にたい」など大いに共感できる。

更新日: 2021/10/20
decc031a3fabさんの感想

日々の中にも、こんなにも刺激的な事柄は訪れてくる。これらひとつ一つを忙しくからって、右から左へ流すのは、何か損する感じになった短編だな。