田山花袋
育った地は いわば 雷の集積地とでも いうべき 土地柄で 赤城−日光−秩父の 各方面から 雷様が やってきたという。ある時 日頃 仲の悪い 夫婦に 落ちた雷様は 主人の持っていた 金槌に 落雷 続いて 妻の頭に刺していた 簪(かんざし)に 感電し 二人共 絶命してしまったという。罰が あたることは あるのだと 思った。
雷を神の仕業として神鳴りと言うのは面白いですね。