「卓上語」の感想
卓上語
たくじょうご

田山花袋

分量:約3
書き出し:卓上語田山録弥心の手綱一たび弛めば、竟にはその身を亡ぼすに至る。これは普通誰も言ふことだが、作者の側にもそれを移して来ることが出来る。心に拠るものにして怪奇、荒誕に落ちざるものは稀である、怪奇、荒誕に落ちたるものにして猶まことの心を把持することは難い、心は縁り易くして達し難いものであることを知らなければならない。心の偏つたのを何によつて牽制すべき?曰く恋、曰く金、曰く物質、曰く平凡なる日常生活、由...
更新日: 2022/02/03
cdd6f53e9284さんの感想

不純な動機ですが、この随筆の字数が少ないので、読み始めました。しかし、一度読んだだけでは、一体この随筆がなにを言いたいのか、さっぱり分かりませんでした。頭だだけで描いた空想なんかより、生活実感というものこそ大切なんだよってことを言っているのでしょうか、蒲団という小説も凄かったですが、この随筆もなかなかです。