「旅から帰つて」の感想
旅から帰つて
たびからかえって
初出:「文章世界 第十四巻第十号」1919(大正8)年10月1日

田山花袋

分量:約10
書き出し:私達の思つたり、考へたり、行つたりする一段上に本当の生活があるやうな気がする。そしてその生活は、今私達がやつてゐるやうな、そんな喧しい、または利害一遍な、何うしても自分達の欲するまゝを通さずには置かないといふやうなものではなくて、もつと自然な、静かな、平和なものに近いやうに私には思はれた。戦闘と言ふことが高調せられたり、征服被征服といふ字が用ゐられたりするといふことは、余り好ましいことではないと私...
更新日: 2021/11/16
阿波のケンさん36さんの感想

大正8年の作品だが当時の海岸縁の集落にタイムスリップした様な長閑な気分が味わえる。

更新日: 2021/11/12
19双之川喜41さんの感想

 船着き場に ついたら 船頭らしい 男が 午睡していて 起きない。仕方が無いので 自分も 側に 寝ころび 小一時間ばかり 寝る。なんとも 浮き世離れした 光景と 感じた。