田山花袋
相次いで両親を亡くした 大学生が 法事のために 帰郷するけど 気がかりなのは 思いを 打ち明けたことも無い 少女のことで はある。 山榊を 取りに行った帰りに 偶然 東京から戻ってきた 派手な蝶の模様の パラソルをさした少女と 行き交う。 詩味の溢れる短文と思う。