「牢獄の半日」の感想
牢獄の半日
ろうごくのはんにち
初出:「文芸戦線 第一巻五号」1924(大正13)年10月

葉山嘉樹

分量:約20
書き出し:一——一九二三年、九月一日、私は名古屋刑務所に入っていた。監獄の昼飯は早い。十一時には、もう舌なめずりをして、きまり切って監獄の飯の少ないことを、心の底でしみじみ情けなく感じている時分だ。私はその日の日記にこう書いている。——昨夜、かなり時化《しけ》た。夜中に蚊帳戸から、雨が吹き込んだので硝子戸を閉めた。朝になると、畑で秋の虫がしめた/\と鳴いていた。全く秋々して来た。夏中一つも実らなかった南瓜が...
更新日: 2016/06/26
YELLOWテントマンさんの感想

ブロレタリアにとっては、世の中全体が監獄のようなもの。だから牢獄は監獄の中の監獄。出来ることは限られている。だからなおさら生きている証のため抵抗するのだ。少しでも良くいきるために抵抗するのだ。

更新日: 2016/06/25
1dbde5ace62dさんの感想

わかるようでわからない。

更新日: 2016/02/24
夏の霜さんの感想

文中の強震って濃尾地震?と思ったら関東大震災だった。名古屋も強く揺れた? 報知木ってこの頃からあるんだ。 「刑務所の中」っていう漫画で知ったけど、こういうところは何年も変わらないのか。

更新日: 2016/01/02
奥津棄戸明さんの感想

プロレタリア文学だ。作者はその後転向するんだけどね