「「ああしんど」」の感想
「ああしんど」
「ああしんど」
初出:「新小説 明治四十四年十二月号」春陽堂、1911(明治44)年12月

池田蕉園

分量:約2
書き出し:よっぽど古いお話なんで御座《ござ》いますよ。私の祖父《じじい》の子供の時分に居りました、「三《さん》」という猫なんで御座《ござ》います。三毛《みけ》だったんで御座《ござ》いますって。何でも、あの、その祖父《じじい》の話に、おばあさんがお嫁に来る時に——祖父《じじい》のお母さんなんで御座《ござ》いましょうねえ——泉州堺《せんしゅうさかい》から連れて来た猫なんで御座いますって。随分《ずいぶん》永く——...
更新日: 2016/07/24
9be20f740ce7さんの感想

上品な、というかこの時代の話し口調で、読みやすくてとても面白かった。日本画家の方が書かれたということを後で知ってびっくりした。

更新日: 2015/08/15
2d5da82a7132さんの感想

落語家さんかと思ったら日本画家の方が書かれた作品でした。大の大人が猫を怖がる件や、猫が独り言を呟く件がユニーク。普段、周りにいる猫も、実はこんな風に「猫のふり」をしてたら…などと想像して楽しくなりました。

更新日: 2015/03/18
ナツメさんの感想

短い短編、ギャグ