田中英光
田中英光の青空文庫で公開されてる小説の中では長くも無く比較的人に勧めやすい。 己の中にある恥じるべき 弱さや攻撃性や反道徳的な側面を 隠さず書ききる所に一つ田中英光の確かな上品さを感じる
6歳児を連れて箱根の山を登るのは どう見ても 児童虐待で 父親は 函谷関に 実際に行ったことがあるらしく やたら張り切っているけど 傍迷惑の象徴みたいなお方である。 文中に出てくる「初花」は 川のほとりで 今でも蕎麦屋として 繁盛している。