「轆轤首」の感想
轆轤首
ろくろくび

田中貢太郎

分量:約15
書き出し:一肥後《ひご》の菊池家《きくちけ》に磯貝平太左衛門武行《いそがいへいたざえもんたけゆき》と云う武士があった。頗《すこぶ》る豪勇|無雙《むそう》の士《さむらい》であったが、主家の滅亡後、何を感じたのか仏門に入って、怪量《かいりょう》と名乗って諸国を遍歴した。甲斐《かい》の国を遍歴している時、某日《あるひ》唯《と》ある岩山の間で日が暮れた。そこで怪量は恰好《かっこう》な場所を見つけて、笈《おい》をおろ...
更新日: 2021/07/03
19双之川喜41さんの感想

 ろくろ塚の由来記である。 知っていても 何の 役にも立たないけれど  ろくろ首の 切り口は  すっきりと  まるで 小枝を 幹から外した様な  模様という。 なんとなく 中国の妖怪記を思わせる。